名古屋市南区は災害対策も万全

移住先として最も注目を集めている名古屋市南区

災害対策も万全で安心!

過去に台風被害を受けている

名古屋市南区は昔、笠寺台地と工業地帯が開ける平地からなっており、低地部分は海でした。江戸時代になると新田開発が行われ、海浜は広域に埋め立てられることになりました。その後、時代と共に市域が拡大し、現在の名古屋市南区が形成されます。
1959年、伊勢湾台風によって区域のほとんどが水に浸かる被害を受けました。同年の9月26日に日本列島を襲った未曽有の大災害であり、死者と行方不明者を合わせて約5,000名もの人が被害を受けました。建物被害も甚大で、非住家被害は15万2,955棟にもおよびます。名古屋市南区に限っても1,400名以上の死者・行方不明者が出ており、このことからいかに被害が甚大であったかが分かります。こういった災害に見舞われた経緯があることから、名古屋市南区では将来起こり得る災害に備えるために、あらゆる事業に取り組んでいます。

ハザードマップをチェック

ハザードマップとは、大雨や洪水などの自然災害を予測した上で被害の範囲を地図化したものです。名古屋市南区のハザードマップには避難場所や川が氾濫した際の浸水想定区域、大雨による浸水想定区域が記されています。浸水の深さによって色が異なり、一目で判別できるような工夫が施されています。特に山崎川と堀川を挟んだエリアは全域にハザードマップがかかっており、道徳、豊田、豊、内田橋、明治あたりは注意が必要です。

天白川周辺

天白川は名古屋市南区と他の区との境になっており、周辺はハザードマップがかかっています。天白川周辺だと、緑区との境が他のエリアより浸水域が深くなります。駅でいうと、本星駅、鶴里駅東側、野並駅西側が該当します。

大雨による浸水の場合

大雨による浸水の場合、山崎川や天白川が氾濫した際の想定より範囲は狭いものの、各所に浸水区域が見られます。特に範囲が広いエリアは道徳周辺、大江町周辺、本笠駅、桜駅西側です。

事前に確認しておけば安心

以上が名古屋市南区のハザードマップを基にした自然災害時の範囲予想です。氾濫や大雨による自然災害時にどういった被害があるのかをあらかじめ予測しているため、有事の際には素早く対処できます。過去に自然災害を経験したからこそ、万全の体制が取られています。
また、移住を考えている人は興味のある物件がハザードマップの浸水区域に該当しているかチェックすることをおすすめします。立地を考える際には駅からのアクセスなどに目を向けてしまいがちですが、安全性も重要です。より安全性の高いエリアでの暮らしを望むなら事前に確認しておきましょう。

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